GC7当日にご挨拶されたクロー氏を迎え、10月10日シンポジウムが行われました
GC7当日にご挨拶されたクロー氏を迎え、10月10日シンポジウムが行われました。
シンポジウム「グリーンコンサートとデンマーク社会
――市民や当事者が作り上げる真の民主主義社会」事後報告書
デンマークより、デンマーク筋ジストロフィー協会会長のエーバルド・クロー氏をお迎えして行われた、今回のシンポジウム。
元京都ノートルダム女子大学大学院人間文化研究科教授、野村武夫氏。
通訳の片岡豊氏、当協会代表の貝谷を交えて行われました。
デンマークにおいて社会保障、特に障がい者支援がどのように発展したのか、社会の中でどのような役割を占めるのかを考え、今後の日本の障がい者支援課題について議論されました。
クロー氏より、重度の筋委縮症を持ちながら社会を変えようと効果的に活動してきた内容、また、重度の筋ジストロフィー者が24時間の介護を行政から得て地域で自立生活をする、デンマークの自立生活運動オーフス方式を作り上げる経緯、障がい者の性について講演頂きました。
デンマークの研究の一人者である野村武夫先生は、当事者、市民が作り上げたデンマーク社会がどんな社会なのか、また日本との比較も含めてデンマークの社会保障の歴史・現状や、障がい者・教育を中心にデンマークの政策決定過程と当事者の関与について、デンマークと日本の社会、特に社会保障制度の違いについて講演がありました。
デンマークと日本の違いがかなり浮き彫りになり、日本の障がい者を取り巻く現状はまだまだ、厳しいことがわかりました。
通訳の片岡氏からは、デンマーク人の奥さんは強いというお話があったり。
また、デンマーク筋ジス協会の資金源である、グリーンコンサートの趣旨、運営などを知り、人々の障がいに対する考えを変える目的などがあることが分かりました。
グリーンコンサートに感銘を受け作られた、日本のゴールドコンサート。
日本でも音楽イベントと社会運動を融合させる活動に、企業、立法・行政の方々、芸能人、イベント業界、地域の方々の多くの人々が関心を示し、実際に資金、人材、物品・サービスの面で協力してくれています。
クロー氏から参加者への問いかけや、同意を求める拍手など、
会場全体を巻き込んでの、シンポジウムになりました。
何より、クロー氏からの人生を楽しく生きるための強い信念は、聴講者の心に残る講演になったのではないでしょうか。

