ゴールドコンサートを始めた
きっかけ
1999年、筋ジストロフィーの貝谷嘉洋がデンマークのグリーンコンサートを見学した。これは、デンマーク筋ジストロフィー協会が毎年主催する20万人規模の野外音楽フェスティバルで、活動資金を得ると同時に、障がい者に対する社会的な捉え方をポジティブに啓発することが趣旨である。
その規模とエンタテイメントであるという点、またその趣旨に大きな感銘を受け、貝谷はその日本版を立ち上げることとした。
1999年、筋ジストロフィーの貝谷嘉洋がデンマークのグリーンコンサートを見学した。これは、デンマーク筋ジストロフィー協会が毎年主催する20万人規模の野外音楽フェスティバルで、活動資金を得ると同時に、障がい者に対する社会的な捉え方をポジティブに啓発することが趣旨である。
その規模とエンタテイメントであるという点、またその趣旨に大きな感銘を受け、貝谷はその日本版を立ち上げることとした。
「探せ!21世紀のスティービーワンダーを」というテーマのもと、全国から様々な障がいをもつ14組のミュージシャンがグランプリを競い、2003年、千代田区の小さな区民ホールで産声を上げた。
3回目からは、東京国際フォーラムにおいて毎年1000人規模で開催され、字幕・手話による情報保障、インターネット生放送、児童・生徒の無料招待、国際化と企画を充実させ、2013年に10周年を迎えた。その頃には複数の出場者が大手レコード会社からメジャーデビューするなど表現力・技術が著しく向上した。
20周年を前にして、障がい者の国際的音楽コンクールとして、地方・海外の5カ所で予選会を開催するなどすそ野の広がりを見せている。